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配水管老朽

小田原市には議会事務局と呼ばれ、議会に関する事務や設営、手続きやサポートなど様々な仕事をしてくれる部署があります。この議会事務局は、市に関わる緊急情報等を昼夜を問わず議員にも提供してくれており、先日の大雨や台風等では深夜にも定期報告で情報が得られるので、近くで有事の際には駆けつける事ができる、大事な情報源にもなっています。

昨日も19:33に、「上曽我で道路地中にある配水配管からの漏水により、約10m水が噴出している」との情報提供をいただき、現地に向かいました。

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近くでは、パトライトで何も写りませんでしたが、

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少し離れた所から撮影できました。下で光っているのが自販機で約1.8mと考えると、噴出している水の高さは推定20mでしょうか。もの凄い量です。それもそのはず、φ800の太い配管の空気弁(φ100)が破損した事が原因だったそうです。

夕方から漏水が始まってしまったが断水や家屋への被害が無く、工事を始めるためには水圧を下げる必要があり、その際かなり大規模の範囲で断水や取水制限がかかるため、工事着工を21時開始としたそうです。

緊急事態宣言下の土曜日です。夕方から取水制限がかかってしまうと、食事やお風呂の支度ができなくなるので、致し方ない判断だったと思います。とは言え影響が出る地域の方は、21時から屋外のバルブを閉めるなどのお手間とご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました。

私は昨年まで建設経済常任委員でした。(今年は厚生文教)その建設経済常任委員会で「市内の上下水道はいずれも老朽化が進んでおり、順次更新していく」と説明があった事を思い出します。全ての管路更新を行うのに今のペースだと60年かかるそうで、一周終わる頃には一番初めに更新した管路が老朽化しており、管路更新は延々と続くと。大変で、大事な事業ですね。

また、本市水道事業は、「おだわら水道ビジョン」に定める理想像である「強靭」、「安全」、 「持続」の3つの視点を柱とした基本目標のうち、特に「災害に強い水道」の取組として高田浄水場の再整備が最優先で進んでいきます。こちらは公募型プロポーザルが始まった所ですが、市民の暮らしに必須である水。時には恐ろしいものとなる水です。

最近水に関する事案が多いように感じます。前兆とならないよう、ご家庭でも色々と点検を進めたり、防災備品の見直しなどが必要ですね。

今回は主だった被害が少なく幸いですが、職員や工事業者さんの昼夜を問わない対応、なんだか街が生きてるな〜と実感してしまいました。皆様お疲れ様です。