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台風19号

昨日の台風19号により被災した全ての皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。

小田原市・罹災証明の申請について下記の通り連絡をいただきましたので報告いたします。

10月15日(火)台風19号の被害に伴う「り災証明書等」の申請を、市役所2階市 民税課で受け付けます。

【り災証明書】 申請受付 10月15日(火)から ※交付日は調査時にお知らせします

【り災届出証明書】申請受付 10月15日(火)から ※交付は申請受付の翌日から (り災証明書等についての問い合わせは 市税総務課 0465-33-1410)

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/disaster/disaster/hojo/risai2019.html

罹災した親戚や友人知人がいらっしゃいましたら、お伝えいただければと思います。

昨日は地域コミュニティの逞しさを強く感じ、避難行動(交通弱者の方々の避難所への交通手段)や避難所における課題(ペットの問題、駐車場や体育館の容量について)が複数地域で散見されましたが、避難所を担当いただいた職員の方や、一昼夜避難所を見守りいただいた自治会の皆さまのお話を伺い、臨機応変に対応いただく準備もあったと感嘆しきりです。

 

市職員の約半数の皆さんが出勤し災害対策対応に当たられたと伺っています。それぞれご自宅の心配もあろうかという中、本当にありがとうございました。そんな職員の皆さんがしきりに自治会の皆さんの活躍が素晴らしかったと仰っていました。

皆さん本当にお疲れ様でした。

本日は朝一番から地域の被害確認パトロールにと、原付で川東北部を隈なく回らせていただきました。

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背中に小田原市議会とデカデカと記載し、胸元にも小田原市議会・宮原と記載されています。無きにこしたことはありませんが、こうした有事の際にこの防災服が非常に活動し易く、市民の方々にも認識いただきやすいようで、とても話が早かったです。昼、一旦帰宅した際、次女に撮影してもらいました。

朝7時から夕方5時にかけて9時間強巡回させていただき、千代中学区のかなり沢山の方のお話を伺う事ができました。

屋根が破損したお宅や

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雨樋が外れたお家(直すの手伝いました)

 

竹が電線にかかった道路頭上。すぐに東京電力パワーグリットに電話したんですが、忙しいようでなかなか通じなくて大変でした。

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ポリカーボネイトの破片が落ちていたり

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すこし分かりにくいですが、梅の里センターの屋根も破損しました。

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天津神社には倒木があったそうですが、早朝早々に撤去いただいたそうです。屋根が凹んでしまい痛々しいです。

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議会事務局から報告いただいた市内被害状況は、

物的被害

・酒匂川スポーツ広場 冠水による被害により施設閉鎖

・前川公園 護岸崩落により施設閉鎖

・狩川、山王川の溢水による床上

・床下浸水あり(蓮正寺、飯田岡、久野、東町)

・高波による家屋への被害 ・市内各地で倒木あり… 対応中

・防潮扉破損(酒匂)

※被害状況が取りまとまり次第、別途ご報告いたします。

 

との事です。

昨日は、地域の河川と用水路に警戒を払いつつ、常時市内河川の水位を注視していたのですが、

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(県内河川の水位を監視できます。10分スパンと1時間スパンが選べます)

http://www.pref.kanagawa.jp/sys/suibou/web_general/suibou_joho/html/stage/60/p10202_0_308.html

酒匂川は氾濫せずに済んで、2010年の大洪水の時まで曽我地域に関しては床下浸水は起きませんでした。稲刈りも終わって空いた田んぼが遊水地の役割もしてくれたようです。

千代中学区の巡回が終わった17時頃、酒匂川と酒匂海岸も確認に行きました。

車止めに設置されていた大きな岩も流されて移動してしまいました。これは17〜18年ほど前に埋められてから初めての事です。津波注意&海難事故の注意喚起看板も根元が現れてしまいました。

 

 

そして、西湘バイパス沿いにある消波ブロックに乗る何かが見えます。

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県内北部ナンバーでした。

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市内では人命こそ保たれたものの、沿岸の住居は非常に痛ましい被害が出ているようです。

他県でも河川に住宅が流される映像や、新幹線が水没する映像、努力してもどうにもならない「自然への畏怖」を改めて考える事、地域の防災力&減災への取り組みの大切さが非常に重要であると再認識いたしました。

また、今回の被害復旧に、小田原市も、神奈川県も、国も、大きな予算が割かれる事で、様々な補正予算が組まれていくと思われます。国や県の情報も出来るだけ確認を進めて、今後も小田原市の中でのチェック機能をしっかり果たして行きます。