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9月定例会一般質問

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令和2年9月定例会一般質問を行いました。

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/odawara/WebView/rd/speech.html?council_id=31&schedule_id=3&playlist_id=5&speaker_id=52&target_year=2020

1 withコロナにおける本市観光について
(1)マイクロツーリズムについて
(2)本市資産や注目施設を中心とした観光戦略について

質問の要点・コロナ禍で遠方に観光しにくい昨今、先日の小田原城に三女と行ったときの事がきっかけに、マイクロツーリズムについて学び、小田原市民の市内観光を促す施策や、本市資産や注目施設を中心とした観光戦略について問いました。

(マイクロツーリズムとは、1時間程度で行ける近距離圏の観光で、複数回訪れる事で経済効果を期待する新たな着眼点です。)

答弁・minaka小田原の開業にも大きく期待し、観光協会と協力して大規模ツアーから同時多発小規模観光を推進していく。

考察・飲食や観光に関連した事業者はコロナにより大きな打撃を被っております。本市において観光、飲食を盛り上げていく政策も引き続き展開していく必要があります。

2 市営住宅について
(1)市営住宅の今後について

質問の要点・鬼柳にある3つの市営住宅では、新規入居を受けていない事と高齢化が進んでいる事から入居率が低下し、現在は50%を切っている状態だそうです。そんな中、自治会の運営や役員の担い手についても大変お困りだとの相談がきっかけとなりました。

 

答弁・令和5年の小田原市営住宅ストック総合活用計画改訂に新たな方向性を示すとしたものの、できるだけ早くお示しする。

 

考察・直近、仲沢住宅の廃止に対しては丁寧に住民への説明を進めた事や、廃止の範囲を徐々に狭めた事、廃止に至る引越し費用に関しても用意がある事などが今回の質問からわかりました。

鬼柳の3団地もいきなり廃止するのが難しくても、一度集約して3つあるうちの1エリアを廃止するなど段階的な進め方になりそうです。

お住まいの方に事前に話を聞きに行くと、できれば最後までここに住みたいという声もある一方で、周りに誰もいなくなる不安もお大いにあるとの事でした。

いきなり来週廃止と言われても心の準備が間に合わないでしょう。早め早めの方向性を出していただけるよう、引き続きお願いをしてまいります。

 

また、廃止後の用地についても公共施設、特にスポーツ広場などの施設が取得費用もかからず望ましいと考えます。

3 本市スポーツ環境について
(1)withコロナにおける部活動について
(2)withコロナにおける学校施設開放について

質問の要点・⑴と⑵については新型コロナによる部活動の開催状況、3年生最後の大会保護者の観戦、学校施設開放などについて、安全に最重点を置くのもわかるが、もっと工夫して寛容にできなかったのかについて問いました。

答弁・子供等の安全性を最優先に考えての事なのでご容赦願いたい、今後状況を踏まえて工夫検討したい。

考察・この質問は千代中の保護者の方々から、「子供等の最後の試合を見たい。校長とPTA会長に相談したけど相手にしてもらえなかった。南足柄&上郡の試合は保護者観戦できたのに。」という相談がきっかけでした。個人的にも安全が最優先なので教育委員会の判断が間違っているとは思いません。しかし、子供達の最後の試合(子供によっては高校進学で部活に入らない子もいる)、なんとか見せてあげたいという思いがいまだにあります。コロナの対応も浸透しつつあり、保護者観戦はグラウンド外や体育館外からというルール、人数規制、様々な制約は必要ですが、子供達の輝く姿をなんとか見せてあげたいと思います。今後も柔軟な対応をお願いしていきます。


(3)学校夜間照明施設の使用について

質問の要点・「11〜3月の冬季期間中、市内小学校に設置されている夜間照明施設の利用が停止されるが、利用に対する需要が高く使えるようにできないか。」という相談を基に、コロナ自粛での運動に対する要望、市民の健康促進から冬季期間中も利用できるようにするべきではないかと問いました。

答弁・近隣住民との意見交換を行い今後前向きに検討を進める。

考察・今年度は近隣住民の同意得る時間的猶予が無い(間に合わない)との事でしたが、来年実現されるよう今後もフォローしたいと思います。


(4)御幸の浜プールについて

質問の要点・老朽化が進み今後の修繕費用の問題、今年度は海水の井戸も故障した事から水道水の利用となり「海水をより安全に楽しむプール」という本来の目的がなくなり、立地的にも市内の南側に位置し駐車場も無い事から公共公平性に欠ける点などが課題となっています。

しかし、近隣住民にとっては御幸の浜プールで水泳を覚えた、地域に根付いた施設であり今年度も子供達の楽しむ声が多く聞こえた、有意義な施設です。

そこで、子供達が夏場プールとして遊べる機能を残しつつ、民間の飲食店や駐車場など併設したビーチパークを設置できないか問いました。

答弁・提案内容は理解できる。まずは使える所までプールとして使っていき、今後の利活用を検討していく。

考察・前向きな答弁だと捉えました。今後地域の方のみならず、市内在住の方や観光客にとっても有意義な施設にバージョンアップしていけるよう引き続き提言していきたいと思います。

(5)スポーツ広場について

質問の要点・冠水被害が今後も想定される酒匂川スポーツ広場の移転について、昨年の12月の定例会での私の質問に対して、当時安藤文化部長から「様々な観点から移転場所については検討してまいりたい」との答弁をいただきました。今現在、本市執行部も市民の民意も立地的にも移転すべきだという思いに相違は無いという事ですが、用地確保や具体的な施設配置等を考えると直ぐには移転できそうにありません。これこそ市長のスピード感を持って、方向性を定め進めるべきだと思い一括整備か、分散整備か、大きな方向性を示していくべきではないかと問いました。

答弁・一括整備が望ましいが広大な用地が必要、用地の確保が分散整備も検討していく。

考察・一括整備はランニングコストが抑えられる一方で、用地確保などイニシャルコストと時間がかかる可能性があり、分散整備は用地取得を小刻みに進められる点が利点だとする一方で運営に係るランニングコストがネックとなります。

やはり将来的に考えると、一括整備で大きな用地確保が望ましいという見解でしたが、まだ決めあぐねているそうです。英断を期待したいと思います。