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小田原森里川海インキュベーション事業 ”寄気” 最終報告会

小田原森里川海インキュベーション事業 ”寄気” 最終報告会に出席させていただきました。

 

事業内容

「小田原森里川海インキュベーション事業“寄気(よせぎ)”」と題し、小田原市、おだわら環境志民ネットワーク、大学等が共同研究者となり、おだわら環境志民ネットワーク及び同ネットワークに属する各団体の活動に関し、大学が持つ専門的な知見と大学生の若い発想力や行動力、専門的知識を活かして、ネットワークが持続的に活動していくための経済的に自立する仕組みづくりについて調査研究を行います。(小田原市HPより抜粋)

私は山川海をもっと生かしたまちづくりをするべきだと常々考えています。

そんな折、前日にこの最終報告会の情報を入手し、ワクワク!非常に楽しみに拝聴してまいりました!

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各大学単位でターゲットを選定し2〜3年の時間をかけて小田原の森里川海を調査し、どうしたら活かせるか仮説を立てて、実行へ。

発表順 活動のジャンルはこちら

①文教大・若者のニーズを調査しエコツアーを企画(今月ツアー運行)

②星槎大・小田原の森里川海をブランディング

③慶應義塾大・獣害対策、わなオーナー制度について

④東京都市大・曽我の放置竹林を生かす

⑤東京農工大・田畑上空2mにソーラーパネルなど

⑥東京工大・小田原の海の調査

この報告会の中でも本当の意味で最終報告の形までもっていかれていて、次のステップが見えていたのが慶応義塾大学の「わなオーナー制度」と東京都市大の「竹林」。

慶応大の生徒さんは、なんと狩猟期間中 大学を休学し、わなオーナーや狩猟を生業として生計が立てられるか?を実践で検証すべく、石橋の神社に住み込み地域に溶け込み、この獣害対策に取り組まれており発表も凄まじい熱意。情熱のかけかたがダントツでした。

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長丁場の報告会終了後に、慶応大の皆さんと市環境課の皆さんと写真を撮らせていただきました。赤いジャージの人物が休学して石橋に住み込んでる菅田さんです。発表も若者らしく、エネルギッシュで素晴らしかった!慶応大の皆さんからはとても良いエネルギーをいただきました!数名の方はサーフィンをやりたいと言っていたので、今後ぜひやりましょう!と約束を交わしました。

東京都市大の報告は放置竹林を生かす為に、まず広大な竹林の面積を様々な手を駆使して調べるなど大変な労力が伺えました。そのターゲットとなっていたのが私の家からほど近い曽我丘陵。

竹林は育成速度が早いので、適宜管理してあげなければなりませんが、放っておくととんでもない事になります。間伐した竹材をどう生かすかが一つのポイントでしたが、切った竹をおもちゃやクッションにすることはもちろん、竹パウダーとしてきのこ栽培に活用できないか、という新しい試みが行われていました。今後ますますのご活躍に期待しております。

東京工大さんは横浜在住の教授と学生さんが小田原の海に向き合うとどう感じるか、という観点から、小田原の海をもっと生かす為に何ができるか?という所が活動のスタートでしたので、私には大いに関心も高く、報告の後には思わず挙手して感謝と質問をお伝えし、今後小田原の海での活動に際してご協力することをお約束しました。やはり駅から近いのにもったいないとのお話。

 

 

今回の発表も見ましても、今後小田原の山川海(森里川海)をもっと生かして地域活性化や観光に繋げていくためには、まず最初に情熱が必要だと改めて感じました。その上で賛同いただける仲間やコミュニティーの輪が拡大していく。情熱がなければ始まらないと改めて感じた1日でした。