サイトへ戻る

3月定例会開会

ワクチン接種について質疑

テキストを追加する

医療従事者のワクチン接種がメインニュースとなった本日、小田原市議会3月定例会が開会いたしました。感染拡大の歯止めとして、大きな関心事である「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業」について、議案関連質疑を行いましたので報告します。

(以下、要約しても長文で恐縮です。)

<ワクチン接種に関して基本的な関心事>

質疑①スケジュール、接種会場、接種体制、接種方法など本市のワクチン接種実施方法についてお伺いします。

答弁⇨国の示す計画に基づいて医療従事者の接種を進め、4月当初〜高齢者の方の接種を開始します。接種に際しては専用の接種券を3月中に発送するよう準備を進め、市民の皆さんの接種は4月以降、国が示す期日に基づきご高齢の方から進めます。

接種の場所については、「かかりつけ医での個別接種」と、「大規模会場での集団接種」を合わせて行う方向で医師会と連携調整を進めています。

質疑②ワクチン接種について市民への周知方法を伺います。

答弁⇨国が定めるところなので国の同行を見極めながら、市のHP、自治会のご協力、タウン誌を活用していきます。

質疑③本日もニュースを見ると、頭痛や発熱、倦怠感など副反応の症状が紹介されていました。これら接種する方には予期せぬ症状に関してどのように対応する予定か、また体制を検討しているか伺います。

副反応に関しては国が管理する事になっています。先行して接種する医療従事者の半数の方の副反応を調査し、国として開示していくのでその動向を注視していきます。

<かかりつけ医でのワクチン接種について>

質疑①ワクチンの温度管理(ファイザーは-70℃以下など)、接種回数と個人情報など想定される課題についてどのような管理を検討しているかお伺いします。

答弁⇨温度管理・国から分配される超低温冷凍庫通称ディープフリーザー(国からは12台割り当て、本市独自に7台追加購入の計19台を予定)を拠点となる医院等へ配備し、ワクチンを直接納品&適切な温度管理、接種会場や接種できる医療機関(かかりつけ医)に適切な配送を行います。

情報の管理・集団接種会場や医療機関(かかりつけ医)で接種済み証を管理し、台帳システムを管理運用します。

課題・ワクチンの管理が難しいことから、ディープフリーザー拠点となる医療機関や配送などの負担が懸念されており、医師会とも連携しながら検討調整を図っていきます。

質疑②かかりつけ医が小田原市外の医院の場合の対応について、どのようにお考えか伺います。

居住している市町村での接種が原則ではありますが、近隣と調整を図っていきます。

<巡回・訪問接種について>

全国ではご高齢の方で接種に出向くのが大変な方や老人福祉施設やグループホームなどへ、巡回接種の検討が進められている自治体もあるそうです。4月〜のご高齢の方の接種段階において

質疑①巡回接種の導入について検討できるかお伺いします。

答弁⇨医療機関(かかりつけ医)での個別接種、大規模会場での集団接種の2パターンを中心に検討を進めていますが、巡回接種も検討できます。どのような方法が可能であるか、施設側の意向も聴きながら相談を進め、医師会と検討を重ねてまいります。

1月の時点で、かかりつけ医での接種に向けて調整しているというのが全国的にも先進的だと報道されていた点も踏まえ、当事業はとてもスピーディーに進められ接種体制に関する課題や不安は、現段階でもかなり検討を重ねられており、市民の皆様にワクチン接種が始まる段階では更に安心できる体制となっていそうだと感じました。

副反応を含めてワクチンの接種自体が不安だという方もいらっしゃるでしょうし、まだ他にも様々な課題が出てこようかと思いますが、今後のワクチン接種により新型コロナ感染症に歯止めがかかる事に大きく期待しております。